農業者紹介Vol.3
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こだわりのきのこ生産
「やっぱりきのこが発生している瞬間が好きですね」
株式会社大愛 宮部真司さん
栽培品目:しいたけ、きくらげなど
栽培地域:新居浜市船木小学校区
しいたけの栽培法には、原木(げんぼく)栽培と菌床(きんしょう)栽培があります。原木栽培は、丸太に菌を直接植え付ける方法です。一方、菌床栽培は、おが粉と米ぬかなどを混ぜてブロック状にして菌を植えます。普段口にするしいたけのほとんどは、この方法で栽培されたものです。室内で温度や湿度を管理しているので、一年をとおして収穫できます。また、作業の負担が少ないので、障がい者の働き口としても注目されています。
ご紹介する株式会社大愛では、四国産の原材料にこだわった菌床で、しいたけを中心としたきのこ類を栽培するほか、菌床や加工品の生産・販売を行っています。学校給食にしいたけを出荷したり、農福連携(のうふくれんけい)に取組んだりして、地域に貢献している企業です。社長の宮部真司さんは2代目として20年間生産に取組み、新居浜高専の講師や食育関係の講演を行うなど、幅広く活躍しています。
新居浜市農業のホープ
「農業に代わるやりがいのある仕事って、他にあるかなと」
はがた農園 波片仁志さん
栽培品目:人参、大根、ナス、じゃがいも など
栽培地域:新居浜市船木小学校区
新居浜市では消費地という立地を生かし、産直市を中心とした農業が行われており、スーパーの産直コーナーや四季菜広場(しきさいひろば)、銅夢(どうむ)キッチンには新居浜産の野菜がたくさん並んでいます。そのため、野菜といってもさまざまな種類のものが栽培されており、葉物野菜や果菜類、イモ類など幅広いです。
船木地区を含めた上部地域は市内でも農業がさかんで、水稲をはじめいろいろな農産物が栽培されています。
今回ご紹介する、はがた農園の波片仁志さんは農業を始めて8年目の若手農業者です。市内の産直市へ、にんじんや大根、じゃがいもやナスなど、多種多様な野菜を出荷し、地域の農業をけん引する農業者の一人です。過去にはお漬物プロジェクトやひまわりの緑肥など、様々なことに挑戦しています。