農業者紹介のうぎょうしゃしょうかいVol.5

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スマート農業のうぎょう地産地消ちさんちしょう実践じっせん

地域ちいき学校給食がっこうきゅうしょくへの出荷しゅっかっていうのを、一番いちばん目的もくてきにしてやってます」

株式会社かぶしきがいしゃJAファームうま 社員しゃいん 前田大海まえだひろみさん

栽培品目さいばいひんもく:さといも、キャベツ、ブロッコリー、こめなど

栽培地域さいばいちいき四国中央市土居町全域しこくちゅうおうしどいちょうぜんいき

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 四国中央市は春先から初夏にかけて、日本三大局地風の一つである「やまじ風」が吹きおろすことから、風に強い作物として、「さといも」が昔から生産され、県下1位の生産量を誇っています。さといも「伊予美人」は、愛媛県が開発したオリジナル品種で、丸々とした形とねばりの強さ、甘みが特徴です。
 今回ご紹介する前田大海さんは、大阪育ち。四国中央市で米やさといもを生産する祖父母の手伝いがきっかけで、農業に興味を持ち、愛媛県立農業大学校に入学、卒業後に四国中央市へIターン(あいたーん)しました。令和2年に株式会社JAファームうまに入社し、さといもやキャベツ、ブロッコリーなどの野菜と米の栽培を担当しています。ドローン操縦免許を取得し、1年に数回行うさといもや米の農薬散布をドローンで行い、時間の短縮と身体に負担が少ないスマート農業を実践しています。また、自らも野菜を生産し、地元産直市や学校給食へ出荷しています。四国中央市の農業を担う存在として、若手農業者らと切磋琢磨しながら、地域の農業を守っています。

もうかる農業のうぎょう実現じつげん

あとつづいてくれる若手わかてとかが、ぼくみてて、つづきたいなとおもえるように頑張がんばりたい」

尾崎農園おざきのうえん 尾崎嘉寿おざきよしひささん

栽培品目さいばいひんもく:かぶ、さといも、スイートコーン、きゅうりなど

栽培地域さいばいちいき四国中央市土居町長津小学校区しこくちゅうおうしどいちょうながつしょうがっこうく

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 今回ご紹介する尾崎嘉寿さんは、埼玉県の農業法人でかぶやきゅうり約15haを栽培管理する農場長として勤務していました。ビジネスとして農業経営をする社長にあこがれ、「自分も稼げる農業をしたい」と思い、令和元年に地元四国中央市でUターン就農しました。就農後、どんどん面積を拡大し、令和6年にはかぶ6ha、さといも25a、スイートコーン25a、きゅうり10aなどを栽培しています。メインの「かぶ」は土づくりや品種選びにこだわって栽培、優しい食感と甘さが特徴で、サラダなどの生食がお勧めの食べ方です。生食のほか、漬物業者にも出荷し、「かぶの漬物」として県内外のスーパーで販売されています。また、四国中央市の小中学生には給食で食べてもらっています。
 尾崎さんは、「儲かる農業」を実現し、自分の姿を見て、「農業をしたい」という若者を育て、みんなで一緒に楽しく農業をしたい、地元の農業を元気にしたいと思いで、日々頑張っています。四国中央市の農業を担うリーダーとして、若手農業者に技術を教え、地域の農業を盛り上げています。