農業者紹介のうぎょうしゃしょうかいVol.6

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兄弟きょうだいで、よりあかいいちご、よりあかいべにまどんなを追求ついきゅうもうかる農業のうぎょう目指めざしして

自分しぶんきなことを、きなようにして、毎日まいにちごす。もうこれが最高さいこう

山本農園やまもとのうえん 山本昌彦やまもとまさひこさん・勝史かつふみさん

栽培品目さいばいひんもく:いちご、べにまどんな、温州うんしゅうみかん、せとか、キウイフルーツなど

栽培地域さいばいちいき今治市上浦小学校区いまばりしかみうらしょうがっこうく

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 兄の昌彦さんは平成10年、弟の勝史さんは平成23年に、「儲かる農業」を目指し、しまなみ海道の大三島(上浦町)にUターン就農しました。野菜と果樹を組み合わせた複合経営で、二人合わせて、いちご(あまおとめ)11a、柑橘(愛媛果試第28号「紅まどんな」、温州みかん、せとか等)75a、キウイフルーツ10aを栽培しています。
 特にいちごは、しまなみ海道(上浦町)の生産者の仲間と共に、県下で唯一の “寒じめ栽培”に取り組み、「あま恋いちご」のブランド名で関東方面に出荷しています。また、柑橘の「紅まどんな」は、有利販売できる大玉を生産するために、適正な水管理や早期摘果を徹底するなど、日々努力しています。
 その他、地元の学校給食にも積極的に協力し、山本農園で栽培した温州みかんや、しまなみ海道産ジャムの原材料としていちごを提供するなどして、子供たちに食され、喜ばれています。
 今後も、しまなみ海道の農業を担う地域のリーダーとして、若手農業者に技術や考え方を伝え、儲かる農業を目指し地域の農業を盛り上げていきます。

注釈)“寒じめ栽培“いちごとは、厳冬期に0~1℃の低温にさらして栽培することで、いちご自体が寒さで凍らないように糖度を上げようとする性質を利用した栽培方法で、糖度15度以上の厳選されたいちごです。

ゆめをかなえて、農業のうぎょうにまいしん

すべあたまなか農業のうぎょうでいっぱいで、野菜やさい管理かんりするときは、野菜やさいはなすようにしています」

浅野奈緒美あさのなおみさん

栽培品目さいばいひんもく:かぶ、さといも、スイートコーン、きゅうりなど

栽培地域さいばいちいき今治市大西小学校区いまばりしおおにししょうがっこうく

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 今回ご紹介する浅野さんは、「農業大好き!達成感抜群!」と、農業に熱い思いをもつ女性農業者です。農業者が減少する中、命の源となる“食“を一番に、そして自然豊かな地域を守っていきたいと意欲を燃やしています。
 浅野さんは、農業に縁のない家庭で育ちましたが、小さいころから自然が好きで、祖母の家庭菜園で大根を収穫した体験を忘れられずにいました。いつか農業をやってみたいとの思いを実現するため、仕事を続けながら農業の求人を探して農業法人へ就職し、夢への第一歩を踏み出しました。法人で4年間露地野菜栽培の技術を学んだ後、令和4年に独立就農し、現在はキャベツ・さといも・きゅうり等の露地野菜を中心に約2haの栽培を行っています。
 経営の柱であるキャベツは、地域の生産者と一緒に4戸のグループで切磋琢磨し、栽培に取り組んでいます。全て一人で経営する「一人農業」で、とにかく効率を求め、仕事をいかにこなすかを常に考えながら仕事と向き合っています。
 今治地域の農業を担う女性農業者のリーダーとして、地域農業を盛り上げていくために笑顔で頑張っています。