アスパラができるまで
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アスパラについて
原産地は南欧の地中海沿岸から西欧、南ロシア。日本では北海道や長野県などで多く作られ、愛媛県内では、西条市でさかんに作られています。
野菜では珍しいユリ科の多年生宿根性植物で、収穫するのは茎葉が展開する前の若茎です。国産アスパラガスは春に春芽を収穫し、夏から秋にかけて夏芽を収穫します。
主な産地:今治市・西条市
01春
春は、冬に栄養をたくわえた株から出た春芽を収穫する時期です。
春芽の収穫後、立茎という親茎を選ぶ作業を行います。
親茎は太さ1~1.2cm程度のものを目安に2m当たり20本前後立てます。この親株でつくられた養分を使ってたくさんのアスパラガスが成長します。
02夏
夏は、夏芽と言われる若茎を収穫しながら、立茎した親茎の採光性と通風性を確保するために枝を整理します。
他にもハウスの温度管理、適切な水やり、追肥、病害虫防除を行います。
03秋
秋は、光合成により作られた栄養を根に送るために、親茎をきれいに黄化させる重要な時期です。
この時期に親茎がダメージを受けると、翌年の春芽の収穫量が減るため、収穫終了後も適切な管理を行います。
04冬
冬は、茎葉が完全に枯れたら、根元から刈り取ります。
刈り取った茎葉は畑の外へ持ち出します。
その後、十分に水やりをして、二重被覆を行い、温度を上げます。春芽が揃うまで蒸し込みぎみに管理します。