柿ができるまで
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柿について
日本では昔から食べられているくだもので、海外では「kaki」と呼ばれ、親しまれています。
柿には、渋(しぶ)を抜いてから食べる渋柿と収穫してからそのまま食べられる甘柿があります。愛媛県では西条市と内子町でたくさん作られています。
写真の柿は西条市で一番作られている「愛宕柿(あたごがき)」で、動画の柿は「太天(たいてん)」と呼ばれる大きな柿です。
主な産地:西条市
01春
枝だけの状態になった樹から、3月の下旬に小さな芽が頭を出し、徐々に成長して、5月には青々とした姿になります。
5月上旬に蕾がつきます。大きくて甘い柿を作るために、蕾を摘み取る摘蕾(てきらい)と呼ばれる作業をします。
5月中旬には白い花が咲きます。
02夏
夏になると、小さな緑の柿の実がつきます。
たくさんついている場合は、とくに小さいものや傷のあるものを摘み取り、きれいな実を残すようにします。
03秋
柿の実が大きく成長し、色づき始めます。
お祭りの前くらいから収穫が始まり、お店に並ぶようになります。西条市では、9月下旬から太秋柿・刀根柿、11月上旬から太天、11月下旬から愛宕柿・横野柿・富有柿が収穫されます。
収穫された柿は、農家さんや農協によって選別されて、お店に運ばれます。
04冬
葉が落ちて枝だけの状態になります。
この時に、いらなくなった枝を切って、木の形を整える剪定(せんてい)と呼ばれる作業を行います。