愛媛農試V2号って知ってる?

さといもは、サトイモ科の野菜で、根や実ではなく、大きくなった地下茎を食べます。

歴史

縄文時代に東南アジアから伝わったと言われている野菜です。
里(村)で栽培されることから、さといも(里芋)と言われるそうです。

おいしい時期

秋から冬ごろに旬を迎えます。

栄養

でんぷんが主成分です。
いもの「ねばねば」は、ガラクタンという栄養素で水溶性の食物繊維です。腸内環境を整えたり血糖値を下げる効果が望めます。
カリウムも豊富で余分な塩分を排出する働きをします。

種類

さといもにはいろいろな品種があり、親芋を食べるもの、子芋を食べもの、親子兼用のものがあります。
その中で愛媛県の農業試験場(現・農林水産研究所)で開発された新品種が愛媛農試V2号。伊予美人というブランド名(JA全農えひめ)で販売されていることもあります。白くてきめ細やかな肉質と丸い形が特徴です。

選び方

触ると固く、ふかふかしていないものを選びましょう。
乾燥すると水分が抜けて食感が落ちるので、土がついたものを選ぶとよいです。

保存方法

寒さと乾燥が苦手です。新聞紙に包んで冷暗所に置きます。

さといもお焼き

材料(4人分)

里芋
4個
しょうゆ
大さじ2
みりん
大さじ2
小麦粉
適量
適量
白ごま
適量

つくかた

1.さといもを皮ごと湯がき、柔らかくなったら皮をむく。

2.ラップに挟んで手で押しつぶす。大きなさといもの時は、2~3個に切って押しつぶす。

2.小麦粉をまぶし、油をしいたフライパンで両面焼く。 

3.しょうゆとみりんを入れ、からめる。白ごまをふる。

野菜ソムリエ自己紹介

加藤智子

加藤智子

  • 野菜ソムリエ上級プロ
  • 野菜ソムリエ講座クッカリー講師
  • 主に東予地域の公民館などで料理教室を開催しています。
    簡単レシピでおいしく食べる。知って食べるともっと美味しい。
    楽しいひと時を、一緒に過ごしましょう。